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圧力鍋でふっくらモチモチ!
玄米ごはんのおいしい炊き方

玄米を炊いた写真

健康志向の女性に人気の玄米。でも、ぼそぼそした食感が苦手な方も多いのでは? そんな方はぜひ一度、圧力鍋で炊いてみてください。今までの玄米とは全く違う “ふっくらモチモチ” に! 圧力鍋だからできる、時短でもおいしく炊く裏ワザも必見です。(2017年09月25日)

こんにちは。アサヒ軽金属スタッフのピロコです。

5~6年前、母がどこからか玄米をいただいてきたのがきっかけで始めた玄米食。
最初のうちは張り切って食べていたんですが、だんだんと、炊飯器の玄米コースで炊く “ぼそぼそ” とした炊き上がりの食感が気になってしまって・・・。

「やっぱりツヤツヤの白いお米が食べたいな」と玄米食生活にピリオドを打つことを考え始めたある日、ふと軽い気持ちで圧力鍋で炊いてみたら、いつもの食感とぜんぜん違う!!!
“モッチモチ” の玄米に仕上がったんです。

玄米炊きあがりの写真

玄米食は、なぜいいの?

玄米は、精米して白米にする前のお米のこと。
精米前なので糠(ぬか)におおわれていて、胚芽(はいが)もついたままですが、 実はここには栄養がたくさん含まれています。

玄米の小さなひと粒ひと粒の中に、 ビタミンやミネラル(亜鉛、マグネシウム、カルシウム、鉄)と、 私たちが必要な栄養素をバランスよく含んでいるのです。

ほかにも、玄米特有のしっかりした食感はよく噛むことにもつながって、満腹感を感じやすいし、 玄米の糠には食物繊維もたっぷり!
万年ダイエット中の私にはうれしい限り◎ 玄米が女性に人気なのも分かる気がします。

玄米の写真

玄米がおいしく炊ける!3つのポイント

噛みしめるほどに出てくる自然な甘み。歯ごたえのある食感。
上手に炊けた玄米は、いつものごはんよりずっとおいしい “味わいごはん” なんです。

でもかたい玄米をおいしく炊き上げるのは、なかなか至難のワザだと思いませんか?

そこで、玄米をおいしく炊く3つのポイントをご紹介します。

①白米とは違う、玄米に合った炊き方とは?

玄米と白米の違いは、糠や胚芽があるかどうか。
そのため、白米とは微妙に炊き方が違ってきます。
まずは玄米の特性を知り、これに合った炊き方をしましょう。

ミネラルウォーターや浄水器の水で洗米しましょう

玄米も白米と同じく、最初に使う水を一番吸収します。
そのため、ミネラルウォーターや浄水器の水で洗米しましょう。

水を多めに入れましょう

糠と胚芽の分、余分に水が必要になります。
白米に比べて少し多めに水を入れてください。

臭い消しに塩を入れましょう

糠と胚芽には独特な臭いがあります。
そのため、塩をひとつまみ入れて炊くと、臭み消しに効果があります。
また、塩を入れることで玄米独特ともいえるカリウムの苦味も中和してくれます。

②浸水は、面倒だけど欠かせない

玄米は白米以上にしっかり浸水する必要があります。

玄米の場合、通常、夏場は6時間、 冬場は12時間を目安に水に浸けてから炊き始めましょう。
日ごろ使っている炊飯器も炊飯ボタンを押した後、浸水する仕組みになっています。

つい面倒に思いがちな浸水ですが、この工程抜きでおいしい玄米は炊き上がりません。
目安を参考に必ず浸水を行ってくださいね。

玄米の水切り写真

③目指せ!カニ穴

玄米がうまく炊き上がると、“カニ穴” ができます。

「・・・カニ穴って何?」という方、こちらが “カニ穴” です。

玄米を炊くとできるカニ穴の写真

炊きあがった玄米の表面にたくさんの穴ができていますね。
強い火力で加熱されることで、下から水蒸気の気泡がぐんぐん上がってきて、 まるで通り道のように穴が空きます。

この無数の穴こそ、玄米がムラなくしっかり炊き上がった証拠。
初めてこの均一に並んだ穴を見たときは不思議に思いましたが、食べてみて納得。
たっぷりカニ穴ができた分、味はバッチリでした!

たくさんのカニ穴を作るためにも、「玄米炊きには強い火力が必要」と覚えておきましょう。

圧力鍋で、おいしい玄米を炊こう

おいしい玄米を炊くポイントを押さえたら、さっそくチャレンジ。
玄米は炊飯器、土鍋、圧力鍋などいろんな調理器具で炊くことができますが、 モチモチッとしたおいしい炊き上がりにこだわるなら、圧力鍋が一番◎
食感・味ともバッチリおいしく仕上がるので、おすすめです。

圧力鍋で玄米を炊くときの基本

圧力鍋を使えば、かたい玄米も白米のように “ふっくらモチモチ” に仕上がります。
15分加圧するだけなので、時間がない日も簡単に調理できるのがうれしい◎

圧力鍋で玄米を炊くイメージ写真

【下ごしらえ】
玄米を洗って一晩水につけ、水加減する前にザルに上げ、水気を切っておく。
※一晩:夏6時間、冬12時間程度を目安としてください。

  1. 圧力鍋に玄米と分量の水を入れ、蓋を閉める。
  2. 強火で加熱し、沸騰してオモリが勢いよく振れたら弱火にして15分加熱する。
    内圧表示ピンが下がったら、オモリを傾けて蒸気を完全に逃してからオモリを外し、蓋を開ける。
  3. 軽くかき混ぜ、布きんなどをかぶせて蒸らす。

※加圧時間(加熱時間)は、調理圧146kPaのゼロ活力なべを使用した場合の目安です。
他の圧力鍋をお使いの場合は、添付の説明書を参考に増やしてください。

これで玄米のでき上がり。
とっても簡単です。

リンク:基本の玄米ごはんレシピ|人気レシピBEST20|ゼロ活力なべ

玄米がもっと好きになるアレンジ術

圧力鍋を使えば時短しながら、 見た目も華やかな玄米メニューがラクラクできちゃいます。

圧力鍋ならできる!? 超早炊きのコツ

「家事にかける手間をちょっとでも減らして時短したい。」
これはみんなの願いですよね!
玄米も圧力鍋を使えば充分早く炊けるんですが、できることならもっと短縮したい・・・
そんなときは、あえて浸水時間を省いてしまいましょう!

「えっ?さっき浸水は大事。絶対外せない工程だって言ったのに?」って思いますよね。
浸水は必要ですが、圧力鍋炊きの場合、ちょっとしたコツを使えば、浸水なしでも玄米をおいしく炊くことができます。

それは、圧力鍋の加圧時間を5分程度延長すること。

たったこれだけ。簡単でしょう?

炊き上がった玄米は、おひつで保存

ところで皆さんは炊き上がったごはんの保存、どうしていますか?
冷凍保存? 冷蔵保存?

中には炊飯器の保温状態でほうっている方もいるかもしれません。

でも、おいしく食べるための保温時間は、せいぜい1~2時間が限度。
あまり長いと、水分が抜けてカピカピになってしまったり、変色して味が落ちてしまいます。

炊き上がりから時間が経ってもおいしく食べるために、保存にはこだわりたいですね!

定番ですが、ごはんの保存には “おひつ” が便利。
昔ながらの陶器製や木製のおひつもいいのですが、 最近は真空状態にできるタイプのおひつもあります。

真空おひつの写真

酸化や乾燥から守って炊き立てのおいしさをキープできるのでおすすめです。
炊き上がったごはんだけでなく、生米の保存にも使えるんですよ。

最後に

この間、うちに遊びにきた友人と、圧力鍋で炊いたモチモチ玄米を食べました。
彼女は初めて口にしたらしく「やわらかくて今までとまったく違う!」と驚いていました。
その後は圧力鍋に乗り換えて、炊飯器を使うのをやめてしまったそうです。

健康のために白米から玄米にかえたいと思っている人、 おいしく炊けずにあきらめた人も、ぜひ一度、圧力鍋で玄米炊きを試してみてください。
想像以上のおいしさが待っていますよ。

ゼロ活力なべ
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※数値や調理時間は目安です。圧力鍋のメーカー・機種によって異なります。

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この記事を書いたライター

ピロコ

ピロコ

関西在住の鍋好きガール。
鍋を愛するあまり、調理器具メーカー・アサヒ軽金属工業に就職。
自宅で自社製品を使うのはもちろんのこと、休日には友人宅のキッチンを巡り、他社メーカーの鍋やフライパンを使わせてもらっています。
そんな鍋好きの情報網をフルに使って、皆さまに“おいしい”情報をお届けします。

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