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骨まで食べる魚が誰でも簡単に作れる!
おすすめ料理法

骨まで食べる魚が誰でも簡単に作れる!おすすめ料理法

魚って骨がじゃまだし、小骨は口の中に刺さって食べづらいけど、まさしくカルシウムの宝庫! 成長期の子どもたちにも食べさせたくても、なかなか食べてくれない子も多いですよね。でも調理方法によっては、自宅でも簡単に、骨まで軟らかくして日常的に食べることができるんですよ。(2016年08月05日作成)

こんにちは。アサヒ軽金属スタッフのピロコです。

今、子どもたちや若者だけでなく、中高年層にまで、
かつてないほどの “魚離れ” が起きているとあちこちで指摘されています。

農林水産省が公開している “魚離れ” のイメージ調査でも、「魚を食べない」「食べにくいので避けている」って意見が多いんだそうです(※1)。

あなたの家族にもいませんか?

腕をふるった魚料理を食卓に出して「エ~、骨取るのメンドクサイ…」なんて
がっかりされてしまうと、もう作りたくなくなってしまいますよね。

じゃあ、 骨まで食べちゃえばいいんです!
ちょっと料理法を工夫すれば、いつもは丁寧に取り除いていた中骨や小骨、エンガワ、ウロコまで、気にせずまるごと食べられます。(頭やしっぽまで食べてしまう人もいるんです!)

今回は普段の食卓に取り入れやすく、おまけに簡単な、骨まで食べる煮魚の料理法とおいしいレシピを伝授しちゃいます。

魚を骨まで食べますか?

魚の骨には、カルシウムという大切な栄養素が含まれていますよね。
でも、魚を骨ごと食べる料理って何を思い浮かべますか?

骨まで食べられる魚写真

例えば…、
しらすなどの小魚、シシャモなどの頭も食べる魚、他にもサバ缶(缶詰)、みりん干し、骨せんべい など。

私がこの中で一番なじみがあるのは、“サバ缶” です。母が昔よく作ってくれた、サバ缶と白菜の煮物がおいしかったなぁ。

実はこの “サバ缶”、 自宅で簡単に作れるってご存知ですか?

骨までやわらかくするのは実は簡単!

魚を骨までやわらかくするために必要なものは、圧力鍋。

圧力鍋なら、お鍋の中の気圧を上げ、通常よりも沸点を上げて高温調理ができるので、骨までホロホロにやわらかくすることができます。

作った後はもちろんそのまま食べてもいいし、保存がきくから汁ごと煮物に使ったり、意外な使い方ですが、鍋の具として入れてもおいしいんですよ。

自家製サバ缶風の作り方

自家製サバ缶風写真
  1. サバは頭を落とし、ウロコ・内臓・血合いを取り除く。 4~5cmの筒切りにして、熱湯にくぐらせ生臭さを取る。
  2. 1番と水(1/2カップ)、酒(1/2カップ)・みりん(1/2カップ)・しょうゆ(1/2カップ)・ 砂糖(大さじ5)を圧力鍋に入れて蓋をし、強火で加熱。
  3. 沸騰してオモリが振れたら、弱火にして15分加熱し、あとは火を止める(余熱調理)。

以上で、でき上がりです。

どうですか? とっても簡単でしょう!?

骨まで食べられる煮魚の基本レシピ

まずは日本の食卓でお馴染みの煮魚料理を、中骨や小骨までやわらかく食べられるようにアレンジしてみましょう。本格的なのに、こちらも手軽に作れます。

定番に飽きたらコレ! おすすめのレシピ

バリエーションは、煮魚だけではありません。
骨を気にしないで食べられるから、まるでお肉みたいにアレンジの幅を広げられます。

骨まで食べる魚料理を、もっとおいしく仕上げるコツは?

魚料理は下ごしらえが命

アジやサバなど、臭みが気になる魚を煮るときは、80℃くらいのお湯であらかじめ軽く湯通しし、流水でしっかり洗っておくのがコツです。鯛やブリなどのアラもきちんと下ごしらえができれば、魚の頭や骨から旨みたっぷりのだしをとることができます。

魚の下ごしらえ(霜降り)写真

魚の旨みを逃がさない方法

魚を煮込むときは、煮汁をよく沸騰させてから一度火を止め、魚を入れるようにしましょう。高温の煮汁で、魚の表面にあるたんぱく質がすばやく固まり、魚の大切な旨みを閉じ込めることができ、魚の生臭さもおさえられます。

もし、骨までやわらかくならなかったら?

蓋を開けてみて、もし骨までやわらかくなっていなかったら水を1/2カップ加えて再度蓋をし、圧力をかけて調理してください。
(調理時間は骨のかたさによって加減してください。)

加圧する時間や水分の量は、使用する圧力鍋や魚の種類によって異なります。
骨までやわらかくする煮魚は圧力鍋の得意料理なので、ほとんどの圧力鍋の取扱説明書には時間や分量が詳しく掲載されています。ぜひ一度、見てみてくださいね。

取扱説明書写真

※記載の数値は、調理圧146kPaのゼロ活力なべを使用した場合の目安です。他の圧力鍋をお使いの場合は、添付の説明書を参考に加圧時間を増やしてください。

魚を骨まで食べると、いいことがたくさん!

お年寄りの「カルシウム補給」に

年をとると、かたいものが食べづらくなりがちです。骨までやわらかい魚料理は、そんなおじいちゃん、おばあちゃんのカルシウム補給にバッチリ。
特にイワシや鮭など、カルシウムの吸収率をアップする “ビタミンD” が豊富な魚がおすすめです。

小骨が見づらくて取りにくいという方にも◎

子どもの「好き嫌い防止」に

骨をとるのが面倒な魚料理は、子どもたちの好き嫌いの対象になることもありますよね。
それで悩んでいるお母さんも多いのでは?

普通の魚よりも格段に食べやすくなるから、喜んで食べてくれるようになったという声も多いんです。小さい子どもの口の中や喉に刺さる心配が減るから、安心してチャレンジさせてあげられます。

女性の「栄養補給」に

魚の骨やタイのアラのゼラチン質などには特に、お肌をイキイキとさせてくれるコラーゲンがたくさん含まれます。
また、妊娠・出産を経験する女性は、男性よりもカルシウムを必要とします。

魚を骨まで食べて、女性が必要とするコラーゲンとカルシウムを効率よく補給してくださいね。

最後に

以前、おばあちゃんに骨まで食べられる鯛のアラ炊きを作ってあげました。
今まで煮魚を食べるときは、骨の近くの身はおいしいけど、細かい骨が見えないからって避けていたそうです。でも、これは喉に詰まらせる心配がないからおいしい身の部分を選んで食べられる、と喜んでくれました。

圧力鍋って本当に便利ですね。

次は両親にも、いつまでも健康でいてもらえるよう、
同じ理由で魚料理を敬遠し始める前に作ってあげようと思います。

ゼロ活力なべ
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※1 参考文献:平成25年度 水産白書 全文(水産庁)

※圧力鍋のメーカー・機種によって仕様が異なるため、使い方および注意事項にも違いがあります。
必ず購入した圧力鍋の取扱説明書をよく読み、ご使用ください。

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この記事を書いたライター

ピロコ

ピロコ

関西在住の鍋好きガール。
鍋を愛するあまり、調理器具メーカー・アサヒ軽金属工業に就職。
自宅で自社製品を使うのはもちろんのこと、休日には友人宅のキッチンを巡り、他社メーカーの鍋やフライパンを使わせてもらっています。
そんな鍋好きの情報網をフルに使って、皆さまに“おいしい”情報をお届けします。

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